『和紙と洋紙はどこが違うのか?』 宍倉ペーパー・ラボ主宰 宍倉佐敏
ノートや画用紙、書道半紙など筆記に用いられる紙、書籍、雑誌、新聞紙など文字や絵の印刷された紙、ティッシュやトイレットペーパーなど日用の紙...等々、日常生活の中で欠かせない紙。
そんな身近に当たり前にある紙について、
“そもそも紙ってどうやって作られているの?”
“紙はいつ、どこで生まれたの?”
“和紙と洋紙どちらも日本の紙なのに何が違うの?”
紙の発明に始まり、西洋での紙の歴史と原料について、また明治時代以降の機械化による紙の製造方法について等、それぞれ和紙との違いを交えながら解説していただきます。
長年、製紙業において多くの洋紙の開発に携わった技術者である宍倉先生ならではのお話です。やや難しい専門用語もありますが、紙について学びたい方には必見です!!
『平安の美 継ぎ紙の世界』展
期間:4/4(木)~5/7(火)*日曜定休(5月5日の日曜日は営業)
「継ぎ紙」とは、平安時代に宮廷の女房たちにより生み出された日本最古の和紙工芸です。
平安貴族の嗜みでもあった継ぎ紙は、NHK大河ドラマでも話題の『源氏物語』の中にもその様子が描かれています。
文様を刷った唐紙と、金銀砂子などで華やかに装飾された染紙を継いでいく。その技法は国宝『本願寺本三十六人家集』が当時の面影を伝えるのみとなっています。
この展示では平安の美をテーマに、継ぎ紙の基本的な制作過程と、越前鳥の子紙を用いた復刻版、木版本『源氏物語絵巻』を紹介しています。季節や和歌に合わせて和紙を仕立てた、優美な平安文化に触れてみませんか。
ギャラリースペースでは、継ぎ紙を身近に感じていただけるよう一筆箋や色紙を販売致します。また「三十六人家集」より、貫之集など有名な場面を抜粋した貴重な料紙もございます。期間中に三十六人家集をご購入の方には1枚につき継ぎ紙一筆箋を1枚プレゼント!!
毎月第4火曜・水曜日には紙の温度オープンスペースで王朝継ぎ紙教室を開講しています。ご興味のある方はこちらよりお問い合わせ下さいませ。
4月23日(火)、24(水)に教室見学をされた方にも継ぎ紙一筆箋を1枚プレゼント致します。
ぜひこの機会に平安時代の雅な文化に触れてみませんか?
カルトナージュ講座 作品展
期間:2024/5/17(金)~6/1(土)16:00まで
カルトナージュとはフランスの伝統工芸で、自分の好みに合わせて、厚紙を組み立て、好きな紙や布を張って作ることができる実用的なクラフトです。
カルトナージュで作ることができるアイテムは、ステーショナリーからインテリア小物まで多岐にわたります。レッスンでは、初心者の方が順にステップアップできるよう、フォトフレームなどシンプルな作品から上級課題まで、50を超えるカリキュラムが用意されています。上級課題は自分でサイズを決めて完成させる内容へシフトしていき、“自分がイメージしたものを作れるようになること”を目標に、皆さん一つ一つ作品作りに励んでいます。
今回は実用的な課題作品に加え、皆で作ったハウス型の箱が並びます。
同じスタイル、同じ雫柄の紙を使用する中で、形や色の組み合わせによるバリエーションの豊かさをお楽しみいただけましたら幸いです。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
紙の温度をもっと知っていただきたい、紙と親しみ、新たな発見となれるようなイベントを開催しております。和紙や世界の手漉き紙をはじめ、紙についてのうんちくやユニークなエピソードを当店社長がご案内させて頂きます。
和紙にご興味のある方、和紙や世界の手漉き紙の世界をもっと知りたい方など、ぜひお誘い合わせの上、ご参加ください。
(尚、ご同業者の方はご遠慮願います。)
「たくさんありすぎて探せない…」「どこにどんな紙があるのか?分からない」「探している紙が見つからない」「どれを選べばよいか迷ってしまう」などなど、紙選びの相談をしたいけどなかなか声をかけられない方などお客様のご要望をお聞きして最適な紙のご提案やご相談を無料でお受けいたします。
紙のお取り寄せや別注のご相談等はロットやご予算もございますので、100%お応えできるか??分かりませんが紙の温度のペーパーアドバイザーが精一杯がんばります!!